病虫害について



●虫害対策

ハーブって虫がつきにくい、そんなことを思っていた私ですが、いざハーブを育て始めてみると、種類によってはけっこう虫がつきやすいのでショックを受けてしまいました。とくにサラダなので食べられるみずみずしいハーブを、虫たちも大好きなのでほんと頭が痛い。ハーブはそのまま食べたり飲んだりするものですから、できるだけ無農薬で育てたいものです。害虫を発見したら、手か箸、ピンセットなどを使って、すみやかに退治してあげましょう。

ハーブにつく虫の代表選手といえばやはりアブラムシでしょうね。とても小さな虫なのですが、吸血鬼のようにハーブの汁を吸いつくし、ミイラにした後枯れさせるのだから、たいへんな困りもの。だからいろんなアブラムシの退治法があみ出されています。そのひとつに晴れた日の牛乳のスプレー、にんにく液、天然のせっけん液の散布、木酢液を薄めたものを使う方法や、ちょっとユニークなものではアブラムシの天敵であるてんとう虫を放す、というものまであります。だけど害虫の完全な駆除はどれもパーフェクトではない、というのが残念ですよね。

アブラムシはゴキブリではないので不潔ではないし、人間に病気の介在もしません。水をかけるとあっという間に溺れ死んでしまう、という生き物なのです。ハーブにもしついてしまっても捨てたりしないで、洗って食べることをおすすめします。ボウルに水を張り、その中でバシャバシャと降り洗いするといいみたい。こうなったらハーブを虫が食べてしまう前に人間が食べてしまおう、そんな心意気でハーブ栽培を楽しみたいものです。もし不幸にもアブラムシの大群にやられてしまったハーブは、根元からばっさりと刈り込んであげましょう。ちょっとかわいそうなのだけど、思いきって。

ベランダでハーブを育てているせいか、ピンとこなかったと言うのが正直なところなのですが、ハーブにつくナメクジの被害に悩まされている方も多いようですね。ナメクジはなぜかビールが大好き。だから飲み残したビールを浅い容器に入れてハーブの横に置いておくと、中にナメクジが落ちるという退治方法があります。だけどこれは雨が降るとだめなようですね。
広田せい子さんの本には、鉢のまわりに消石灰をまき、鉢の中ほどにガムテープの粘着面を表に出して貼りつけるナメクジの退治法が紹介されてありました。
あとセージ(とくに開花期)によくつく毛虫も困り者・・・ 見つけると、割り箸などでつまんで退治する、この方法がいちばんのようですね。ちょっと原始的ですが、口にはいるハーブですもの、農薬は使いたくありませんよね!


● 病気対策

ハーブは病気に強く、めったに病気にならないのですが、注意したいのは梅雨時。とくに春に春に勢いよく茂りすぎているハーブが危険です。ミントを筆頭にタイム、スイートマジョラム、フレンチタラゴンなどは根元から刈りこんで風を通してあげることが大切。蒸れるとうどんこ病という、葉が白くなって弱るやっかいな病気になってしまうので注意が必要です。もし病気が発生してしまったら、その部分を切り取って焼却します。