津田晴美


●想いをあらわす、家づくり(講談社)

津田晴美さんの本といえば「小さな生活」が大好きな私ですが、この本ではもっと具体的に家づくりのノウハウについて書かれてあります。
あくまでも「建て主」側にたって書かれたこの本は、これから家を持とうとする人にとって、とても参考になる本だと思いました。もたつきがない文章とでも言うのでしょうか、ハッキリした文体は、こちらの迷いを吹き飛ばしてしまうほどのパワーさえ感じられます。
家づくりにとっていちばん大切なことは、まず自分が好きなものを明確にして、それを作り手にはっきりと伝えること。そして、常にそこに住んで生活している自分を想像してプランを練ること。
このふたつの大切さについてこの本では述べられています。
住み手の意識によってどんな風にも変わっていく家だけに、家づくりとは、知性を含めて自分自身が試される、そういう一面も持っているのでしょうね。


●住まい方は、行き方(講談社)

インテリアはもちろんのこと、それ以外のこともいろいろと書かれてあって、それらをとても興味深く読んだ私です。
ものを考えたり作ったりすることはすべて個人の生き方、暮らし方から生まれる…あらゆる分野のデザインに関わってきた著者は言います。だからこそ、ただのインテリアの本では終わらない、とても内容の充実した本となったのでしょうね。
彼女の食事に対する姿勢、とくに調味料に対してのこだわりはとても考えさせられるものがあったのですが、真似できることはどんどん真似ていきたい、そう思いました。

津田晴美さんにとっていちばんのヒーリングは読書だそうで、これは私とおんなじ。彼女が厳選したおすすめの本たちが何冊か紹介してありますが、どの本も私には興味深く、さっそく読んでみたくなりました。とりあえずはカレル・チャペックの「園芸家12ヶ月」を読んでみたいな、そう思った私です。

自分の好きな花の色を真似てインテリアの色計画をしてみる・・・ 彼女の主張。
高価な家具を買わなくても、で解決するケースは多いというのだから、なんだか嬉しいですよね。

*私の大好きな本、『小さな生活』は・こちらで紹介しています。