竹内久美子


シンメトリーな男(新潮社)

身体がシンメトリー(左右対称)である人ほど優秀でもてる、その考えが主旨になっているこの本を読んでいると、完全な肉体を持つものほど優秀である…そんな図式を思い出してしまい、この考えが差別につながってしまうことを危惧してしまった私です。考えすぎかしら?

「もう、好きなこと言って」
ちょっぴり苦笑しながらも、こんな感じであくまでも軽い気持ちで読み進んでいくと、ひとつの読み物としては楽しめました。
著者の専攻が動物行動学というだけあって、人間を動物としてとらえ、その行動、とくに性行動についての詳しい分析にはただ「すごい!」の一言。
だけど人を動物として見る時、その人の優劣がいかに優秀な子孫をたくさん残していくか、ということにたどり着き、女性が子供を生む性であることが強調されてしまったことについては、「どうかな?」とも思いましたが…。

”浮気”に関する話が興味深かった私です。この本によると女性の男性を見る目や考え方は排卵期とそうでない日とではまったく違っているそうで、排卵期になるとたとえ既婚者でもいい男に走る傾向があるそうです。ほんとかなあ〜。今度、自分の胸に聞いてみます(笑)