センス・オブ・ワンダー
レイチェル・カーソン(新潮社)



センス・オブ・ワンダー…神秘さや不思議さに目を見はる感性。

深い緑色の地に白い文字が美しいこの本は、環境汚染告発の書として有名な『沈黙の春』の著者レイチェル・カーソンの本。
自然の美しさとそれに触れる喜び、これから生きていくうえでとても大切なことをまわりの自然が教えてくれる…そのことがやさしい語り口と美しい文章で説かれています。おだやかな自然だけではなく荒々しい自然も愛する、そんな著者の言葉から力強いメッセージを感じた私。
見ようと思えばほとんど毎日見ることができる美しい光景も、一度も見ることがない人たちがたくさんいる、という真実。美しいものを素直に感じて驚嘆できる””を持ち続けることの大切さを思います。

地球の美しさと神秘を感じとれる人は、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることはない、そう著者は述べています。生活の中で苦しみや心配ごとに出会ったとしても、かならず内面的な満足感と生きていることへの新たなよろこびへ通じる道を見つけだす、という言葉は強く私の胸にひびきました。
たくさんの自然とふれあい、そこで毎日のように遊んだ幼い日々のことを思い出した時、そんな恵まれた環境で育ったこと、そのことに今は感謝の気持ちでいっぱいです。



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