おーなり由子


●天使のみつけかた(新潮文庫)

目に見えない世界や精神世界のことを表現することはとても難しいこと。
それらの世界について、この絵本ではフワリとあたたかく、でもいつのまにか心にしみ込むように書かれてあります。その文章は短いのだけどキラリと光っていて、まるで詩を読んでいるようなのです。

心が疲れた時、ギスギスして自分を、まわりの人を傷つけそうになった時、この本を読むと、自分のまわりにまた、キラキラしたもの、フワフワしたものが戻ってきそうな気がする・・・
だって私たちのまわりには天使がたくさんいて、私たちをいつもやさしく見守ってくれているのだから。

著者みずからが書かれた天使のイラストは実体というより気配を感じられるものが多く、著者の伝えたいものがこのイラストにも込められているようです。